--- 簡単な解説 --- (函館戦争の流れから新撰組 土方歳三を追う!)

土方歳三と大鳥圭介が五稜郭に進攻

森町鷲ノ木上陸後、旧幕府軍は、五稜郭の箱館府に
旧幕府家臣団による蝦夷地の開拓の嘆願書を出し、嘆願のための進軍をします。

土方歳三と大鳥圭介の二手に分かれて進攻。

土方歳三は茅部(かやべ)街道(内浦湾沿い)を南下し、川汲(かっくみ)で西に方向転換し、湯の川経由で函館五稜郭を目指します。

すでに敗走して空となった五稜郭に入城し函館五稜郭を占領。箱館市街も新撰組らが市中を取り締まります。



五稜郭公園
五稜郭公園
「旧幕府軍本営」

函館歴史 新撰組土方歳三
名所 Vol.02

五稜郭進軍ルート

箱館五稜郭進攻は、本道の最短距離を取る大鳥圭介隊と間道の内浦湾沿岸沿いに進む土方歳三隊に分けられました。
地図ピンクが大鳥圭介隊の進路、パープルが土方歳三隊の進路です

五稜郭地図

現在でも、鷲の木から函館五稜郭へ向うには、この2つのルートがメインです。国道5号線ルート(大鳥隊ルート)は、本道で最短であり、砂原、川汲ルート(土方ルート)は、迂回ルートですが、二手に分かれた場合に考えられる最上の道です。

そのとき新撰組は?

新撰組は、大鳥圭介指揮下で本道を進みました。


土方歳三隊が戦った 川汲峠

市立函館図書館蔵
蝦夷錦 「川汲峠戦争之図」
(市立函館図書館蔵)

この資料は、仙台藩士 荒井宣行が箱館戦争後に弁天岬台場に監禁されていたときに書いたものです。

ご覧のとおり雪一面です。進軍する兵士らは足に油紙をいれて防水、防寒をしていました。

新撰組土方歳三の進軍ルートは現在漁村が多い。鷲の木、森、砂原、鹿部、川汲などです。

鹿部漁港タラコ

茅部街道沿いの名産は「タラコ」「ホタテ」「毛蟹」 などです。

恵山恵風灯台岬

ホテル「恵風」の正面にある
灯台岬は、景観最高!
渡島半島の東部で一押しの
景観です。

おもしろ新事実!土方歳三函館観光の最大のポイントになるかも?
土方歳三は、10月25日に上湯の川に宿陣。よって土方歳三は、湯の川温泉に入った可能性が大きいとのことです!

当初、旧幕府軍は嘆願書を出し穏便に事を運ぶつもりてあったように伺えます。しかし、新政府軍がこれを受けいれず戦端が開かれます。

戦端は、人見勝太郎率いる32名の先発隊が七飯町の峠下で新政府軍の待ち伏せ攻撃を受けたことで戦闘となります。
峠下は、大沼付近の小高い山々が終わり、大野平野が開ける手前(扇状地)にあります。現在の大沼トンネルを出て坂をくだった所です。

峠下で戦闘が行われたことによって旧幕府軍は、大鳥圭介と土方歳三の二手に分かれて函館五稜郭に進攻します。

土方歳三隊

南茅部川汲川汲(かっくみ)で土方隊の斥候と官軍の小競り合いがあったもようですが、土方隊は、川汲の温泉で宿営。その後、川汲峠でも戦闘がありましたが、これに勝利して、さらに箱館(函館)へ進みます。

現在も川汲には、川汲温泉ホテルと明林館の温泉旅館があります。

また、現在の川汲峠を歩くとわかりますが、200メートルクラスの山が連なっており、谷と山の繰り返しのようなところです

旧道を行くと山頂に台場跡があります。この台場は、明治2年に明治新政府軍の来襲に備えて土方歳三が構築したと言われています。

大鳥圭介隊

最短距離を進んだ大鳥圭介隊は、峠下(七飯町)と大野村(大野町)で戦闘がありました。仮に二手に分かれなかった場合、このルート1本での進攻となる可能性が高いルートなので、当然、新政府軍は、こちらの防備には力を入れていたと思われます。

しかし、大鳥隊もこれに勝利して、さらに五稜郭を目指します。

五稜郭占拠

箱館(函館)で戦況をうかがっていた箱館府知事 清水谷公考は、自軍の敗走を聞き秋田藩の艦船「陽春」10月25日に青森へ退却。

10月26日 大鳥圭介隊と土方歳三隊は、空となった五稜郭に入城。蝦夷地(北海道)に上陸して
6日目に五稜郭占領。以後、五稜郭は旧幕府軍の本営となります。

五稜郭公園は、函館市の中心にあり函館観光の定番中の定番です。園内や近隣には、五稜郭タワー、函館博物館五稜郭分館、土方歳三銅像、兵糧庫等の見所も多数あります。
行く価値は十分にあります。

土方歳三が鷲の木から五稜郭まで進攻したルートの海岸線のほとんどが漁師町となっています。
時間があればドライブコースとしては面白いと思います。

蝦夷共和国宣言より

鷲の木から海岸沿いに進み川汲から西へ向かい湯の川温泉を通り函館五稜郭までは車で約1時間45分。ドライブがてら走るのがいいと思います。

忠実に土方歳三が進軍したルートを通るのも面白いですが、川汲で西に曲がらずさらに海岸線を走り恵山方面に足を伸ばせばもっと楽しい観光にはなると思います。

「管理人ジャック氏の推奨グルメコーナー、一日限定15食!!!」

恵山方面の推奨する観光名所は海が温泉になっている「水無温泉(無料)」、展望のよい「灯台岬」。
椴法華村営のホテル恵風は日帰り入浴可能!370円で大満足!
レストランで出すウニ丼1500円 一日15食限定は、地元住民もびっくり!

結構自信ありの名所です。

川汲-湯の川間は面白みに欠けます。特に川汲は人家のない山の中なのに何でこんなに汚い川があるかと思うようなところです。ですから恵山方面を通り津軽海峡沿いに観光するのがベスト。
ただ、川汲公園は、十年前は日本ザリガニが生息するとてもきれいな清流でした。

このページの今後のアップ予定

土方歳三が構築したと言われる川汲峠の山頂付近にある川汲台場(春先に予定)
管理人「ジャック氏」の案内に「WEBはこだて」を加えて希望者をつのり行ってみたいと思っています。
熊、へび、ハチもでるし、山を知らなければ遭難の危険性もでる場所なので個人で行って見ようと思っても困難な場所です。

ジャック氏は何度も行っています。WEBはこだては、中学生のころ一回行ったことがあります。

一緒にいきませんか??

PRESENTED BY 函館発信!新撰組土方歳三サイト 蝦夷共和国宣言