土方歳三が北海道で攻め落とした天守閣のある城 函館の五稜郭を占領後、南北海道を平定するため土方歳三が軍の半数の兵約800名を率いて攻め落とした城です。 松前城は、ペリー艦隊の来航のあとに北方警備強化のために築城された新しい城でした。 (1854年に完成) 松前城(福山城)の一番の見所は、お城の最上階に展示されている蠣崎はきょうのアイヌ絵です。
松前城と館城
松前城は海岸から約2キロ弱のところにあり、海上の艦船からの攻撃範囲でした。 松前藩では、こうした考えと旧幕府軍が北海道に来ることを予想して内陸にも城を築城していました。 それが館城です。 土方歳三の本隊とは別に松岡隊が別働隊を率いて館城を攻め、これを落としました。
土方歳三、古参の新撰組を 江戸へ帰す
この時、松前藩主の奥方を捕虜にします。その際、新撰組の古参、斎藤一と松本捨吉に江戸まで護衛して行かせる行為に土方歳三はとります。
当然、江戸へ行った隊士は戻ってこれない。土方歳三は、彼らに生き延びる道を命令したと同じことです。 これは、土方歳三の北海道でのスタイルであり、彼が非常に現実的で彼の考えの断片が見えた行動だと思います。
松前藩屋敷内の商家
松前のみの観光なら松前藩屋敷も忘れずに観光しましょう。 5月初旬は桜がきれいな松前町です。
松前城は4階建てで3層からなる小さな城です。観光時間は30分もあれば大丈夫だと思います。 土日には、正面入り口の右手の観光案内所にて松前マップも無料配布しています。対応も非常にいいです。これは松前の観光施設全般に言えます。
2泊3日以上でレンタカーを借りれる函館旅行なら是非おすすめしたい場所です。 気持ちのいいドライブ、多数の名所、おいしい海の幸、ちょっと歴史マニアック度もあり、温泉もあり、海水浴までできます。 たぶん満足してもらえると思います。ただし、天気と季節は選んだほうがいいです。
車の場合、函館から海岸線を通り上磯、松前へ、帰りは江差から江差街道を通り函館へのルートでほぼ完璧なドライブ観光コースで以下すべて見れます。 上磯トラピスト(北海道らしい牧歌的な風景、人気です。) 松前藩屋敷(当時の松前町を再現した村) 開陽丸(旧幕府軍の旗艦のレプリカ) かもめ島(弁慶、義経の足取りの跡が多数) 館城跡(松前城が落ちるの計算に入れて築城した城跡) 夷王山(日本海を眺める360度パノラマ) 二股口(新撰組土方歳三の激戦の地) きじひき山展望台(函館、駒ケ岳、大沼は一望できます) 折戸浜海水浴場(海水浴場、キャンプ場、函館戦争時ここでも戦闘があった。) 福島横綱記念館(横綱 千代の富士の記念館) 他マイナーな碑多数 また景色のきれいな追分ソーランラインを通ることになりドライブとしてもおすすめです。 観光前に場所の確認していくと時間がだいぶ節約できます。